2018年に重要無形文化財「沈金」保持者に認定された山岸一男氏は、1976年に日本伝統工芸展に初入選して以降、長きにわたって公募展への出品を重ねてきました。その間、沈黒や沈金象嵌、螺鈿など、幅広い技法と卓越した技、考え抜かれた意匠によって新たな表現を切り拓いてきました。本展覧会では、山岸氏の作品の魅力と絶えざる探求の歩みを珠玉の作品によってご紹介します。
プレイベント
工程記録映像上映会
出品作品「沈金象嵌山帰来平棗」の制作工程を記録した映像を上映します。
日時:8月6日、20日、27日(いずれも土曜日) 14:00~14:25
会場:当館講義室(予約不要・参加無料)
上映映像:『富山大学芸術文化学部工芸資料集(1)漆工芸加飾技法』(2013)から「沈金象嵌 山岸一男」(各回同じ)
*映像提供:富山大学芸術文化学部
クロストーク
山岸一男× 寺尾健一(工芸史家)
山岸氏の創作の歩みと作品の見どころについて、対話形式でお話しいただきます。
日時:9月25日(日)14:00~15:30
会場:当館講義室(参加無料)