輪島が漆器産地として全国的に有名になった背景には、時代ごとに新たな漆芸の姿を模索し続けてきた先人たちのたゆまぬ熱意と努力がありました。経営戦略、意匠や技、そして価値観の多様化に基づいた作り手による挑戦――現代に生きる私たちは、 「漆の時代」を生きるという一本の線で彼らとつながっています。途絶えることなく人々が手渡してきたものは何なのか、そして、時代の変容の波に翻弄されながらも、新たな変化を遂げつつある輪島漆芸がこれからもものづくりを行っていく意義を見出すことができるのか。石川県輪島漆芸美術館の開館30周年を飾る本展覧会で探ります。「漆」に込められた、作者たちそれぞれの生きざまをご覧ください。
開 館 時 間 |
午前9時~午後5時(入館は閉館の30分前まで) |
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主 催 |
石川県輪島漆芸美術館 |
助 成 |
公益財団法人 花王芸術・科学財団 |
後 援 |
石川県、輪島市、輪島漆器商工業協同組合 |
入 館 料 |
一 般:630円(520円) |
会 場 |
石川県輪島漆芸美術館 展示室1・2・3・4 |