全国規模で行われる公募展への参加は、輪島漆芸の発展の基盤をつくりました。日展や日本伝統工芸展をはじめとする展覧会は現在も引き続き、輪島で日々研鑽する漆芸作家たちにとって発表の舞台となり、重鎮から気鋭まで、彼らによる競演が繰り広げられています。
本展覧会では輪島の漆芸作家たちによる、全国公募展における令和元年度の入選並びに特別出品作を一堂にご紹介します。
当地からは数多くの作品が入選し、我が国の漆芸界をけん引する拠点として存在感を放っています。今、輪島の漆芸作家たちが描き出す、作品に込められた技術と感性をご覧ください。
【レジェンド・ファイル―匠は語る「01 小西啓介」オンライン配信のお知らせ】
作家に取材した特別映像をウェブ上で期間限定公開いたします。
公開期間 3月20日(土・祝)午後1時30分から 5月10日(月)午後1時30分まで
臨時休館に伴い、6月13日(日)まで公開期間を延長いたします。
大本山總持寺開創700年記念「總持寺伝来の名宝展 Ⅰ石川・輪島の文化財」
後 援 輪島市
協 力 大本山總持寺祖院
特 別 協 力 北國新聞社
令和3年に開創700年を迎える總持寺祖院には、永い歴史の中で寺有とされてきた数多くの名品が伝わっています。その中には袈裟箱や五鈷鈴といった法具や僧具の他、請来文物と呼ばれる、主に中国や朝鮮など海外からもたらされたと考えられる品々も含まれており、總持寺の禅文化の多様な側面を今に伝えています。
当館では春季、秋季の2回にわたって展覧会を開催し、この大きな節目をお祝いいたします。
Ⅰ石川・輪島の文化財では、總持寺祖院所蔵の県指定・市指定文化財をご紹介し、總持寺祖院が守り伝えてきた名宝と文化をご紹介します。