日本を代表する工芸として、永い歴史をもつ漆芸。日本伝統漆芸展は日本伝統工芸展の漆芸部会展として、伝統の継承とその練磨、現代への応用を目指して開かれています。第36回となる今回は、東京・輪島・高松・広島・熊本の5会場を巡回し、受賞作8点を含む入選作品全91点を展示いたします。
重鎮から新進まで漆工芸への飽くなき挑戦がうかがわれる本展覧会は、後継者育成に大きな貢献を果たしています。各地の伝統が育んだ地域性をも展望することができるまたとない機会です。磨き抜かれた技と美への探究を、どうぞ心ゆくまでご鑑賞ください。
列品解説のご案内
2月 3日(日)田中義光氏(日本工芸会正会員)
2月10日(日)寺西松太氏(日本工芸会正会員)
2月17日(日)山岸一男氏(重要無形文化財保持者、鑑査委員)
2月24日(日)小森邦衞氏(重要無形文化財保持者、審査・鑑査委員、日本伝統漆芸展実行委員長)
*いずれも午後1時30分から
会 場 石川県輪島漆芸美術館 展示室 *要入館券
会期中、出品者による展示作品の解説を行います。皆さまのご参加をお待ちしております。
同時開催「輪島塗の歴史と文化」