東京国立近代美術館工芸館の石川県金沢市への移転に先立ち、近・現代の優れた工芸作品をより多くの方々にご覧いただきます。明治期から現代まで、漆芸を中心に陶磁、金工、木工、人形、ガラス、染織の多彩な作品を一堂に展示紹介する第一部、石川県にゆかりの漆芸作家を、当館の所蔵品も交えてご紹介する第二部の二部構成です。技法とともにわかりやすく解説することによって、幅広い世代に対し、工芸の楽しみ方をご提案します。
関連事業
●オープニング・ギャラリートーク
日時:7月21日(土)午前9時30分~
講師:唐澤昌宏氏(東京国立近代美術館 工芸課長)
会場:当館展示室 *要入館券
●講演会
演題:「日本の工芸の現在(いま)を考える」
日時:7月22日(日)午後1時30分~午後3時
講師:唐澤昌宏氏(東京国立近代美術館 工芸課長)
会場:当館講義室 *受講無料・予約不要
●石川県輪島漆芸美術館文化講座
第1回漆文化セミナー
演題:「石川の工芸」
日時:8月19日(日)午後1時30分~午後3時
講師:谷口 出氏(石川県立美術館 学芸主幹兼課長)
会場:当館講義室 *受講無料・予約不要
●ワークショップ 沈金箸色付体験(1膳 800円)
日時:7月28日(土)午後 1 時~午後4時
29日(日)午前10時~午後1時
8月18日(土)午後 1 時~午後4時
19日(日)午前10時~午後1時
●職人による沈金・蒔絵の実演
日時:8月 2日(木)午前 9時~午後 5時
●同時開催「輪島塗の歴史と文化」
中世以来の永い歴史を有する輪島塗は、18世紀以降、沈金・蒔絵の加飾技法を発達させ、用と美を兼ねそなえた漆器として基盤をかため、全国にその名を高めました。江戸時代から現代までの輪島塗を通じて、「堅牢優美」とうたわれてきた、その発展の歴史と文化をご紹介します。
会 場 石川県輪島漆芸美術館 展示室4