日本を代表する工芸として、永い歴史をもつ漆芸。日本伝統漆芸展は日本工芸会の漆芸部会展として、伝統の継承とその練磨、現代への応用を目指して開かれています。第39回となる今回は、東京・輪島・高松・広島の4会場を巡回し、受賞作8点を含む入選作品全83点を展示いたします。
重鎮から新進まで漆工芸への飽くなき挑戦がうかがわれる本展覧会は、後継者育成に大きな貢献を果たしています。各地の伝統が育んだ地域性をも展望することができるまたとない機会です。磨き抜かれた技と美への探究を、どうぞ心ゆくまでご鑑賞ください。
同時開催「輪島塗の技と歴史」(展示室4)
列品解説オンライン配信のご案内
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、展覧会場での列品解説は中止し、事前収録した展示作品の解説動画を展覧会期間中限定でオンライン配信いたします。
日 程 第1回 小森邦衞氏(重要無形文化財保持者・鑑査委員・審査委員) 2月6日(日)公開
第2回 山岸一男氏(重要無形文化財保持者) 2月13日(日)公開
第3回 寺西松太氏(審査委員資格者) 2月20日(日)公開
*公開日から展覧会終了(2月27日)までご視聴いただけます。