大学や大学院で漆工芸を学び、今春卒業および修了した皆さんの漆芸作品を展示します。2008年度に始まり12回目を迎える本年は、金沢美術工芸大学、富山大学、東京藝術大学、京都市立芸術大学、東北芸術工科大学、広島市立大学、沖縄県立芸術大学の7大学から計43点を紹介します。個性豊かでみずみずしい若い世代の感性は、漆芸の世界に新風を吹き込んでいます。各大学の創造活動がうかがえる、またとない機会です。 漆の里・輪島で新進気鋭の作品を紹介することは、漆文化の未来を考える上において大変有意義なことであり、様々な可能性を秘めた若い力あふれる作品の数々を鑑賞していただければ幸いです。
同時開催「輪島塗の歴史と文化」(展示室3)