日本を代表する工芸として、永い歴史をもつ漆芸。日本伝統漆芸展は日本工芸会の漆芸部会展として、伝統の継承とその練磨、現代への応用を目指して開かれています。第40回となる今回は、東京・輪島・高松・広島・会津若松の5会場を巡回し、受賞作9点を含む作品全94点を展示いたします。
重鎮から新進まで漆工芸への飽くなき挑戦がうかがわれる本展覧会は、後継者育成に大きな貢献を果たしています。各地の伝統が育んだ地域性をも展望することができるまたとない機会です。磨き抜かれた技と美への探究を、どうぞ心ゆくまでご鑑賞ください。
同時開催「輪島塗の歴史と文化」(展示室4)
列品解説のご案内
会期中、下記出品者による展示作品の解説を行います。
いずれも13:30から *要入館券
2月 5日(日) 山岸一男氏(重要無形文化財保持者、審査・鑑査委員)
2月12日(日) 寺西松太氏(審査委員資格者)
2月19日(日) 荒川文彦氏(鑑査委員)
2月26日(日) 大角裕二氏(日本工芸会正会員)